団員インタビュー #1

緊急事態宣言も解除され、練習の再開が待たれる日々…
皆さま、今日も歌ってますか?
海外では「元気?」という意味で
「もうご飯食べた?」と聞く国があるそうです。
「今日も歌った?」というのは、私にとってはちょうど
「元気?」と聞かれているのと同じかも(*’ω’*)
元気さの度合いが、歌えるかどうか?で測れるような気がします。

団員の皆さんは、いかがお過ごしだろう…練習はどんな感じ?
気になったシティ子(HP係)はシティコーラス団員の
佐野克行先生にインタビューをお願いしました♬
掛川市内で開業されていらっしゃる佐野先生、練習にはいつも
自転車でさっそうと現れるのです。

こんにちは。早速ですが、合唱との出会いを教えてください。
学生時代に混声合唱団に所属したことから歌にはまり、その後40年ほど歌い続けています。途中、合唱と離れて、イタリア歌曲のレッスンに通ったり、スモールコーラスに所属したりもしました。若い時からオペラにはあこがれていましたが、40代後半に市民オペラに参加する機会があり、ここ10年以上、オペラ中心に個人レッスンにも通っています。大コーラスも楽しいですが、ソロ、重唱などの魅力に取り付かれています。

40年!…まさしく合唱とともに歩んでいらっしゃったのですね(*’ω’*)
シティコーラスの練習は休止中ですが、自主練習ではどんなことをしていらっしゃいますか?
定期の練習が中止になってから4ヶ月目に入りますね。皆さんどのようにお過ごしでしょうか。ご自宅などで練習を続けられている方、みんなと会わなくなって、発声を中断されている方、様々だと思います。私はと言えば、音とりCDと楽譜を付き合わせて時々練習しているという現状です。音程はさほど取りにくくはないようですが、言葉の発音が難しいですね。口がうまく回るようになるためには、練習の積み重ねが必要だと思います。

シティコーラス以外に、男声カルテットの練習もしていたのですが、こちらも練習するとなると超密の状態になるため、休止状態。岸本さんとのJ&Dデュオもあったのですが、こちらは先生の体調不良にて、練習の見込みがつかず、休止中。というわけで練習はもっぱら医院の昼休みにレントゲン室を閉め切って、一人大声張り上げ、というところです。それでも、1週間も休むと自分でもへたになった、と実感しますので、できるだけ切れ目無く、続けようとはしています。

皆さんに提案です。多分多くの方は何の曲であれソロパートは他人任せ、と思われているのではないでしょうか。とてもソロなど歌えない、みんなに迷惑をかける、恥ずかしい・・・・・。これからみんなで挑戦してみませんか。合唱で他人の声を頼って歌っていると、自分の声はわかりません。なんとなくできているように感じても、一人になるとできない、ということはありませんか。御自身が確実に歌えるようになるには、一人でも自分の信ずる所を歌えるということが必要なのだと思います。もちろん、プロの方とは比べ物になりません。うまい方と比較したら恥ずかしくなることもあるでしょう。でもそれが練習の過程ではないでしょうか。試行錯誤と努力を重ねるうちに、他人を頼らないで、自身の思う所を歌えるようになるのではないでしょうか。最初から大声を張り上げなくてもよい。小声でも、ソロ部分も練習してみたら。第9など、耳に親しんでいる曲からでも始めてみませんか。今、ソロを歌っている方々も、本番前のリハーサルなどの特別な場合を除いたら、皆さんの挑戦を快く受け入れて下さると思うのです。

ありがとうございました(*’ω’*)
「ソロパートを歌ってみる」…考えたことが、ないわけではない、なくはない…
小声でそっと、歌ってみたことがあります。
そしてソリストさんの歌を聴いて、心の中で謝る。
今回、佐野先生のお話を聞いてとても勇気づけられました。
「自分の信ずるところを歌える」
まずはこの気持ちを目指して、自主練習に励みたいと思います♪