マスクの効用

年明けから、通勤が電車とバスになりました。
最近、この時間を「ひとり模擬演奏会」に使っています。
何をするのか??
1部の曲を、通して聴いているのです。

聴いているうちに、『春に』の印象が少し変わりました。
若者の歌だということはわかる。
だから、元気に歌わなくては、と思っていました。
でも、この歌は、内面ばかりを歌っています。
心の中の気持ちばかり、それも相反するような…
「喜び」でもあり「悲しみ」でもある
「いらだち」には「安らぎ」もある
「憧れ」には「怒り」が隠れている
「歩き続けたい」けど「草の上でじっとしていたい」…
外の世界として描かれているのは
「枝の先の新芽」と「青空」(なるほど『春に』ですね)。
前向きなだけ、というわけではなく
自分の中から湧き上がってくる
名前のわからない感情に戸惑いながら、それでも前に進んでいきたい
そんな若い彼の姿をイメージしました(*’ω’*)

今日の練習では、フォーレのレクイエムを主に、
最後に日本語の歌を練習しました。
先生からのアドバイスが曲に散りばめられて
私たちの歌の形が変わっていきます。
「小さくするところは、ただ小さくするのではありません。
 言葉がわからなくなってはいけない、音符ではなく
 言葉を歌いましょう」
伝えたいもののイメージがあって、それをどう伝えるか?
そんな段階にきているんだな、と改めて感じました(遅い)(*’ω’*)

ひとり模擬演奏会をしていて、とっても役に立っているのが
「マスク」です。
寒いから何気なく、マスクをし始めたのですが
マスクがあるから、こっそり口パクで歌っていてもばれない!(と思う)
気を付けなければならないのは、
うっかり声を出さないようにすること。
『言葉は』で盛り上がって、振りをつけないようにすること(振付なんてないけど)
くらいでしょうか。

演奏会まであと1か月!
カウントダウンをし始めると、
すぐにその日がきてしまうので(注:HP係のイメージです)
曲をゆっくりと味わいながら、日々の練習をしていきたいです。

♬ 本日の2枚 ♬
「雲の上の雲」・・・神様がいらっしゃるでしょうか?
「自パートにマーカー」・・・練習中に発見しました♪見やすくてよいですね(*’ω’*)